ボーダー一家の徒然日記

ボーダーコリーとワイマラナーロングヘアード、レスキューボラのお話

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2009年

11月24日

(火曜日)

ローリー(ローレンス) part I 

1999年3月20日。ニュージーランドよりおなかを大きくしてやってきたヴィッキーお母さんが我が家のリビングの片隅で8頭のパピーを授かりました。次々に生まれる子犬たち。その全てが女の子。もういないかもしれないね、といいながら訓練士の先生とお寿司をほおばっていたその時、最後の1頭が生まれました。7頭目が生まれて約2時間。唯一の男の子が生まれたのです。その末っ子坊ちゃんが我が家の次男、ローレンスことローリー。 9年10ヶ月の月日を共に過ごし、その火が消えるまで隣にいたローリー。

2008年に始まった彼との闘病生活をお話します。

7月上旬 左喉にしこりを発見。

7月中旬 しこりが段々と肥大してきたので、かかりつけの獣医さんへ連れて行く。
     すぐに細胞針をとってもらう。

1週間後 細胞針の結果がでる。悪性の可能性が高いとのこと。急遽数日後に手術でしこりを取り除く事に決定。

7月下旬 手術。 獣医仲間の先生と一緒に執刀していただいた。しこりはかなり癒着が激しく取るのに手間取ったが、一応全て取り除いたとの連絡。詳しい説明をしたいので一度来てくださいといわれすぐに向かった。
     
病院到着後、まず取り除いた腫瘍の写真を見せていただく。かなり大きい。     
そしてある事を知らされる。喉の奥に気になるできものが2つくらいあり、麻酔をして大きく口をあけられる状態で初めて確認できたとのこと。場所的にも切除は難しいそう。今回切除した腫瘍を検体に出さないとまだはっきりとはわからない。

8月上旬 検体の結果が来たとの電話ですぐに向かう。結果は良性。しかし先生の気になる発言が。「この(右大腿部)っていうのがちょっとひっかかるんですよねぇ・・・」
ん?なんだそれは。ローリーの腫瘍は「左咽頭部」のはず・・・。先生ももう一度確認を取ってくださるとおっしゃったのでひとまず帰宅。

数日後  再び呼び出される。 やはり先日の結果はありえないことに、センターの検体の取り違えだったことが判明。 そして結果は・・・「悪性の扁平上皮癌」やはり手術でみつかった喉の奥のできものが原発だったようだ。

それにしても検体を間違えるとは一体どういうことなんでしょうねと先生とお話をしていたのですが、先生も「検体の先生方は獣医とは違う専門分野なので我々獣医は彼らの打ち出した結果だけが頼りなんです」と教えて下さった。高校生のとき、質の高い臨床技術を学びたくてアメリカに留学したときの想いが甦る。どうして日本の獣医界はいつまでも進歩しないのだろう・・・。

癌の宣告で沈みきった心に追い討ちをかけるように現実を目の当たりにする。
オーストラリアに父を持ち、ニュージーランドから母ヴィッキーのお腹に宿って我が家に来て、そして元気に産まれてすくすくと育ったローリー。8匹兄弟の末っ子で唯一の男の子。他の子たちとヒイキをするつもりはないけれど、当時小学生だった私といつもいっしょで一番のパートナーだった。 ペットと生活をするということは、いつか必ず別れが来る事も覚悟しなくてはいけない。そう理解していたつもりでも、どうしても受け入れられなかった。ローリーはまだ9歳、こんなに早いの? ローリーがいない生活ってなに? その日は一晩中涙が止まらなかった。

翌日 パンパンの目で朝を迎えた私は青空に向かって誓った。「ローリーは癌になってることなんて知らない。いつもと変わらない私と一緒にいることを求めているはず。私が笑顔じゃなくちゃいけないんだ。一緒に戦おう!」
そしてその日から私達家族の闘病生活が始まった。術後から左側のよだれがとめどなく出るようになった。きっとよだれを止める役割を果たしている筋肉の神経が手術によって麻痺したのであろう。その日から「およだ」をかけた。

9月上旬 一度切除したはずの左の喉から再び腫瘍が育ち始めた。それはみるみる大きくなっていった。先生も「何でも好きなものを食べさせてあげて下さい」と言われたので毎日ローリーの大好きなものを与えた。おいしそうにむさぼるローリー。「幸せの笑顔」がこぼれる。

9月下旬 とうとう腫瘍が皮を破って出血し始めた。当然、本人は痒いので後ろ足で掻いたりする。そして更に出血が激しくなる。その繰り返し。もちろんカラーは付けていたが、寝ている状態だとカラーの前から後ろ足が届いてしまう。 これは何とかしなくてはと獣医さんに相談すると、「Hippoカラー」というドーナッツの様なクッションの入ったカラーを下さった。皮膚とHippoの間にやわらかいタオルを挟んでみたが・・・どうもずれてしまう。大きなバンデージでガーゼを傷口に貼ってみるがすぐにはがれる。 私は考えた。そうだ!馬の仕事でホコリガードで顔にまいているバンダナがある!すぐに持ってきて、バンダナ傷を覆う程度の大きさに折り、ガーゼを乗せて首に巻いてみる。これだ!と思った。その上からHippoを巻けば、完璧だった。後日、病院へ行った際、先生からの絶賛を受けた。「この方法、他の同じような患者さんが出来たときに提案してみます。」少しはローリーのおかげで貢献できたかな?とちょっと嬉しい気分。 ありがとうね、ローリー。


続く・・・・
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